GRの戯れ言日記

拙ブログは、過去に他サイトのブログサービスでやっていた「リングの戯れ言日記」というものをそのまま移動させたものです。2014年3月27日以降の記事は、gooブログの「GRの戯れ言日記2」をご覧ください。

エンタの神様の功罪

 恐らくお笑いファンの中でも是か非かがはっきり出るやろうなぁ?この番組は。しかし非の人の方が多いんやないか?『エンタの神様』!僕は最初にこの番組を観た時に激昂したもんね、ネタを嘗めるなと!何せ芸人がやってるネタの途中で「この後の展開は?」という感じで、CM挟んでたもんなあ。クイズ番組やないんやから、間延びするし、何よりネタのテンポが崩壊するうえ芸人を冒とくしとるって感じたもん。まあCMを挟むなんていうのは、論外でさすがに放送開始から半年ぐらいでしなくなったけど、他にも弊害が山積してる!先ずプロデューサーの意向次第で芸人の面白さが決まってしまう という事。大したネタでもないのにプロデューサーの編集・演出で本人の実力以上のものが出てしまっている</色>。逆も然りでせっかくの良いネタでもプロデューサーの意向・演出に合わなかったり・ズレた芸風だと、本人の実力が本来より下がってしまう事もあると思う。つまりそこには殆ど芸人の実力が、反映されていない点が問題。じゃあウケる・ウケない、売れる・売れないも運次第か?という事になってしまう。世の中運もある程度必要やし、運も実力の内やけど。現にエンタに出た事のない芸人さんの間でもエンタ出演のオファーが来ると、「赤紙が来た・・・」と俗に言われてるそうやないか。つまり芸人さんにとっても芸人つぶしの危険性を抱いてる訳やし、それは視聴者でも少し気付いてる事やからいかにこの番組が劇薬やという事が窺えるわな。しかし売れてない芸人にとってはゴールデンしかも人気番組でネタを出来る千載一遇のチャンスやし、売れてない芸人さんにとったらわらにもすがる思いで首を縦に振るやろう。それで上手く行けばええけど、失敗したら恐ろしい事も待ってるようで。芸人が実際収録にいったが、結局オンエアされないままお蔵入りになったり、何ヶ月も後回しにされ旬を過ぎた時点でオンエアされたりだとか。他にもエンタの意向で本来コンビやった芸人が、勝手に解散させられピンにされたという話もあるそうで、何かベンチと野球をしているというかエンタに振り回されて迷惑している芸人も少なからず居るようやわ。そこまで行くとやり過ぎやないか!?
 しかし良い点も無い訳やない。オンバトM-1が、徐々に世間に浸透し始めた段階でエンタがさらにそのブームに火を点けてくれたから、今日(こんにち)の様なお笑いブームの時を迎えてくれたのかも知れない。その役目を若干果たしてくれた部分は、ある程度認めてる。他にもテロップを入れる事で、障害者でもお笑いを楽しめる事が出来た点は、否定しない。レッドカーペット同様この番組発信の流行語で、世の中を楽しくさせたり・親しみやすくしてくれた事もあるやろう。テロップに関しては、ネタばれというか和泉修(ケツカッチン)が、「芸人つぶしやし、そんなん芸人が言ってもそこらへんのサラリーマンが言っても一緒で、そんなんやったら芸人要らんやんって話」と言っておられて、プロの視点がその通りなら、一考の点があるんやろうけど、障害者がそれで喜んでくれてるんやったら、いた仕方あるまいという感じかな。それでも時々このネタにテロップは、邪魔やと思う時がしばしばあって、イラッと来る時があるなぁ。しかもこれもエンタの影響か?最近ネタ番組でコントや漫才にテレビ画面の端にタイトル(ネタ名)を付けるようになって来た、これも要らんわぁ。ネタのタイトルは芸人が舞台裏でこっそり持ってればええわけで、視聴者に見せるもんやない。変に枠が決まってしまって、その枠から外れた事(アドリブ的なもの)をやると視聴者に違和感を与えるし、我々に変な先入観を植え付ける事になる。~のタイトル(設定)やから「観よっ!」となる訳でもないし、ならんやろ。余計な演出は無駄やしせんでええやろ。話が逸れたけど、エンタのプロデューサーは「ネタ番組だとは思わないで欲しい」と居直ってる?ようやけど、確かにネタ番組やないと思ったら腹も立たんのかも知れんな。しかしオンバト系より、こっち(エンタ)の方が、知名度・人気があるのは許し難い事。エンタの功罪はこういう所やと思います!