GRの戯れ言日記

拙ブログは、過去に他サイトのブログサービスでやっていた「リングの戯れ言日記」というものをそのまま移動させたものです。2014年3月27日以降の記事は、gooブログの「GRの戯れ言日記2」をご覧ください。

輝かしい未来へ向けて

 あれは、寝耳に水やったねぇ。5年前の今日に大阪近鉄バファローズが、来年からオリックスブルーウェーブとの球団合併を表明したのは。僕はこの事を友人からの携帯メールで知った時は、どうせ誤報かネットの早とちりやとたかをくくってたけど、その後に『真相報道 バンキシャ!』で観て確認したけど、まだ実感は無かったわ。近鉄オリックスが、そうした事であとあと球界だけやなくワイドショーをも巻き込んで大騒動になるんやけど、あの時ほどプロ野球が2リーグある有り難味・12球団ある幸福感を問われた時は、なかったやろう。巨人の今は会長の*1ナベツネオーナーの心無い発言・西武の当時のオーナー堤義明の勇み足(7月7日のオーナー会議で近鉄オリックスの他にもう一組の合併がある と先走って発言した)・うちの宮内義彦オーナーのエゴ(近鉄に自分の球団との合併を吹っ掛けて来た)で、当時の経営者みんなが悪者で、選手・ファンがヒーローって構図になったけど、その構図は殆ど正解やったんやろうな。ただナベツネの言った「たかが選手が」発言は、まあそうやろうな という気もせんでもないな。俺はあの時"もうこいつは殺されても良い"って思ったけど、確かにオーナー等が居ないと、彼ら選手が野球を出来なくなるのもまた事実。そういう点から言えば、あいつの言うてる事もあながち間違いやないんやが・・・ただ我々ファン誰も望んでへん球団合併(中には、関西は阪神だけで充分、近鉄なんか潰れてまえと思った人も居るかも知れんかったけど)をいとも簡単に承認するのは、おかしかったんちゃうか?ファンあってのプロ野球なんやから、ファンが望まん形は避けんと。
 あの時はパ・リーグは、不人気やからとか飛ぶボールが、イケナイとかいつの間にやら近鉄の問題から野球の経営の在り方や野球そのものの在り方に問題が、飛躍してたけどあの時点で論じるべきやったんかね?ただパ・リーグは不人気やからは、間違いやったと思うで。だってあの時はパ・リーグ発信のプレーオフ(現:クライマックス・シリーズ)導入初年度やったし、SHINJO新庄剛志)[阪神―米―日本ハム]が日本球界に復帰した年やったし、日本ハムは札幌に移転・ロッテはバレンタイン監督の招聘・オリックスは元プロ野球選手のゼネラルマネージャー誕生とか話題が、豊富やったもん。でも近鉄オリックスの合併は避ける事が出来ずに、翌年からのセ・パ交流戦の実施・新規参入球団の承認と引き換えに合併が承認された訳です。それでも、もし当時の古田敦也([現役時代]ヤクルト[監督]ヤクルト 注:選手兼任)選手会会長を中心とした選手達・ファンが立ち上がらんかったら、今みたいなプロ野球の盛り上がりはなかったかも知れんな。翌年から観客動員は、実数発表(実際に入場した人の数を算段、年間予約席を持ってる人でも実際に球場に来場していない人は、含まない)になったし、独立リーグも出来た、交流戦も出来た、若干ボールも見直された(俺は、ボールはこれ以上替える必要はないと思ってるけど)。僕らが幼少期のパ・リーグの惨状が、嘘の様に野球界は盛り上がってる。でもそれは、近鉄プロ野球の隆盛と刺し違えたからや と断言してる元近鉄百貨店社員・現在は作家の佐野正幸も言及してる。近鉄が消滅する事によって今の野球が、あるという事も忘れてはならんと思うし、そういう部分もあると思うわだから今のオリは交流戦苦戦してるけど、みんなが結構、評価・楽しみにしてる交流戦近鉄が犠牲になって出来た交流戦を簡単に無くす・止めるなんて言わせないと言うたんです!2004年までは、戦後パ・リーグで歴史上唯一球団を身売りも合併もしてなかった近鉄が失くなって出来た今の野球界が、再びあの様な悲劇を繰り返さんように日々我々ファンも、どの様なプロ野球の在り方が望ましいのかを時々考えようやないか?そして球団経営者や関係者は、球団を私物化せずにファンの事も考えないと。球団経営・ドラフト・放映権料とかを含めた公平な野球界を構築しないと、またあんな事が起きるかも知れへんで。輝かしい未来の野球界を見れる事を願わん!これからの日本プロ野球界に幸あれ!!
*1 読売新聞社 会長・渡辺恒雄の俗称。